ダンジョン飯 29話 炎竜7 ネタバレ 考察 感想

狂乱の魔術師

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第25話 炎竜7

せっかくファリンを救出したのに……。驚愕の新展開。
炎竜を切り分けた肉を丁寧に縛るセンシ。

「ふう」手をふきんで拭いて一息つく。
「いくら加工しても食いきれんな……」
センシ
出来たのはドラゴンボンレスハム。

そんなセンシの作業しているすぐ後ろの部屋で他のメンバーが寝ている。

センシは良く働くなぁ。

ハム超うまそう。

ファリンが目を覚ます。
ファリン
というより眠れていないような印象。

窓から外に出るとふらふらと周囲を徘徊するように歩くファリン。
ファリン
街をうろつくゴーストに腕を掴まれるも振り切って、ぼうっとした表情で歩いていく。

歩いて行った先には炎竜の死骸。そして炎竜に触れて立つ何者かの後ろ姿。
ダークエルフ
「そこにいたのか」何者か――ダークエルフが炎竜の方を向いたまま喋る。
「なんだその姿は」

「お前には陛下捜索の任を授けたはず」
「暇を与えた記憶はないぞ」

驚愕の表情を浮かべ、自らの両肩を抱くようにしたあと、ぺたんと座り込むファリン。

ファリンは引き寄せられるように炎竜のところまで来たようだ。

ダークエルフが何かしたのだろうか?

何やら怪しげな展開。

宿にしている部屋でライオスがガタンという物音で起きる。

「……何 今のチルチャックも起きる。

「立てかけた剣が倒れたみたいだ」

「もーそいつ縛っとけよ」ため息をつくチルチャック。

ケン助を拾いながらマルシルの方を見るライオス。

「ファリン?」マルシルのそばに近づいて声をかけるライオス。
「マルシル ファリンはどうした」

「え?」眠たそうに反応するマルシル。
何も知らない様子。

部屋の外でハムを作る作業をしているセンシにも声をかけるライオス。
「センシ ファリンはどこへ」

「誰も通っちゃおらんよ」

どういうことだ、という表情を浮かべ、再び部屋に戻るライオス。

「何……どうかしたの?」マルシルが周囲を見回しながら言う。

ライオスが窓枠に手をかけて下を見下ろす。
「まさか……ここから出て行ったのか……?」

「……少し外を探してくる!」ケン助を手に部屋を走り出るライオス。

ライオス

せっかく助けてめでたしめでたし、という感じだったのに、再びファリンがいなくなれば焦るわな。





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「ライオス!」マルシルがライオスの後姿に呼びかける。

「うっ」街を歩いていくとライオスが炎竜の異変に気付く。

そこには肉が溶け、骨だけとなった炎竜の変わり果てた姿があった。
炎竜
「これは……?」炎竜のまわりを歩きながらライオスの口から疑問が出る。

「ファリン!」頭を抱えて座り込むファリンを見つけたライオス。
「大丈夫か」近寄っていくと、ケン助が震える。
「一体何があったんだ?」

「ううう」ブツブツうわごとのように何かを言うファリン。
「デルガル様……お探ししなくては……」
ファリン
「デルガル……?」当然の疑問が口から出るライオス。
「誰……」

「この地に……」ライオスの背後からダークエルフが声をかける。

振り向くライオス。

「この地に存在する建物・金貨・家畜・血・肉……」独り言のように中空を見ながら喋るダークエルフ。
「お前が今踏みつけている砂つぶひとつに至るまで全てはデルガル国王陛下そのひとの所有物である」
ここで初めて、目を見開いてライオスを睨みつける。「汚らわしい盗賊が」

ダークエルフ

「貴様……」

「見覚えがあるぞ」
「絵画の中をうろついていたな」
ライオス
(見覚え? 俺はない)ライオスの脳裏に疑問。
(国王)
(絵画の中)

「何者だ」有無を言わせぬ迫力でライオスに迫るダークエルフ。
「何が目的だ」

(――!!……)何かに思い当たるライオス。

(迷宮の主)
(”狂乱の魔術師”!!)

狂乱の魔術師
どうやら敵のようだ。それも大物。

ライオスは対応できるのか?

ダークエルフがライオスに向けてゆっくりと手を構える。

突如、ダークエルフの背後で炎竜のあばらが爆発する。

バシャン、と床に落ちる炎竜の骨。

その隙に距離をとるライオス。

「そっそこのあなた離れなさい!」杖を構えたマルシル。
(子供……!?)
「次は当てるからね!」

マルシル頼りになる。

「……」敵意をむき出しにしてマルシルを睨むダークエルフ。
「簒奪者どもが……」

「ファリン立てるか?」座り込むファリンを起こそうとするライオス。
「ファリン!」

「――うるさい!!」
ファリンの振り上げた腕がライオスの胸に当たり、ライオスが吹っ飛ぶ。
ライオス
「ラ ライオス」チルチャックがライオスに駆け寄る。

「なんて力だ」センシも続く。

ライオスを片手で吹っ飛ばすパワー。

炎竜で受肉したためか、やはり以前のファリンとは違っている。

「何が起きてんだよ…」チルチャックはライオスの傍らにしゃがみ、ダークエルフと対峙するマルシルの方を見ながら言う。
「あいつ冒険者か……?」

ダークエルフが勢いよく本を開く。

「ん!?」マルシルが反応する。
「本!?」

「すごい嫌な予感」とチルチャック。

「しっかりしろライオス」ライオスを担ぐセンシ。

ダークエルフの水平に伸ばした手の先で中空に浮く本。
表現できない言語で呪文を詠唱する。
詠唱
「おい なんか唱えてないか」とチルチャック。

「んんん!?」何かを思い出したような様子のマルシル。
「あの詠唱は……」
ぞわっとした悪寒に襲われるマルシル。
(古代魔術)
マルシル
ファリンのすぐそばで炎竜の溶け落ちた肉が泡立つ。
そこから伸びるカギ爪。
無数の小型のドラゴンがダークエルフの詠唱によって呼び出される。
ドラゴン召喚
「食いつくせ!!」ダークエルフの命令で小型のドラゴンが一斉にマルシル達に襲い掛かる。

「ええ―――――っ」マルシルが叫ぶ。

いきなりの戦闘。

ダークエルフは強大な魔力をうかがわせる魔術でライオス一行を襲う。

これは新展開。





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「あっ」ドラゴンがマルシルの右のこめかみをかすめる。マルシル出血。尻もちをつく。

飛んで行ったドラゴンを見上げるマルシル。
(爆発魔法)
(防御魔法)
(ダメ そんなものじゃ防げない)

「なら……」血を拭うとマルシルはその手で杖を握る。
杖がミシミシと軋み、芽が出る。

(術を直接書き換える!!)

きびすを返し、再び飛来して突っ込んでくるドラゴン。
ドラゴン
マルシルはそれを打ち返すようにタイミングよく杖を当てる。

インパクトの瞬間、ドラゴンに術式が発動。
解除
「解除!!」マルシルが叫ぶと元の炎竜の肉へと戻り、飛来の勢いそのままにマルシルに降り注ぐ。

その様子を見てピクと反応するダークエルフ。

マルシル優秀だなぁ。

瞬時に対応できるとは。

「解除」
「解除」
「解除」
解除
同じ要領で次々とドラゴンを炎竜の肉に戻していくマルシル。

「ひええ」頭を抱えるチルチャック。

(この古代魔術……)
(わかる! 読める!)半ば泣きながら杖を振るマルシル。
(けど)

「うっひひ」テンパって思わず乾いた笑いが漏れる。

(ついてくのは無理!!)

本当に必死な様子が分かる。

人間、余裕が無くなると実際こんな感じになる。

必死に戦うマルシルの背後でセンシはどうしたもんかな、という様子で見ている。
ふと傍らを見ると、さきほど自分が作っていたドラゴンボンレスハムが宿から勝手に転がって炎竜の肉に入っていく様子に気づく。

ボンレスハム

ハムがぁぁぁぁ!

センシは大したリアクションとってないけど。

ハムとして調理されていたものを取り込んだことは何かの伏線になるのだろうか。

ぜえぜえと息が荒いマルシル。

「あ あなたがこの迷宮を作ったの……?」涙を浮かべながら問うマルシル。
「私……」
「あなたと話が……」
マルシル
突如、マルシルの身体がバランスを崩す。

石の敷き詰められた床がガパッと口を開けマルシル、チルチャック、センシ、ライオスは飲み込まれ、落ちていく。
亀裂
「わああ―――っ」

床に開いた口が閉じる。

一撃必殺。

強制的に次のステージに移動させられてしまった。

またしてもファリンと別れてしまった。

これからどうなる。

驚異の新展開。





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「ふん」本をパタンと閉じるダークエルフ。
しゃがみこむファリンを見る。

「……」ファリンのまわりに3体のゴーストが浮かんでいる。
ゴースト
「そう不安がるな」中空に浮かぶゴーストに向けて喋るダークエルフ。
「逆賊は去った」

「陛下もじきお戻りになられる」ダークエルフがにこっと笑う。
「その時は盛大にお祝いをしよう」
ダークエルフ
「……」何も反応しないゴースト。

「おい 竜」
ダークエルフに声をかけられれ、ビクつくファリン。

「それでは不便だろう」ファリンに手をかざすダークエルフ。
「今一度新しい姿をやる」
ダークエルフとファリン
炎竜の肉が泡立ち、ファリンが下半身から浸食されていく。
ファリン
「成すべきことを成せ」ファリンに言い放つダークエルフ。

「……」驚愕の表情のファリンが涙を流す。
「はい……」

せっかく蘇ったァリンがまたおかしなことになってしまう。

まだまだライオス一行の冒険が続くことを実感。

悲しいけど、物語が続くのは嬉しい。

落ちたライオス一行。
周囲が真っ暗な状態。

「う…」「痛……」
「どうなってんだ……」「待って 明かりつける……」

手のひらから光を放つマルシル。

辺りが照らされ、狭い部屋の中だということがわかる。
密閉空間
「なんだここ……」壁に触るチルチャック。
「どこから落ちてきたんだ 俺たち…」

「どうなってんだ…」壁をコツコツ叩く。
「出口が……?」

出口らしきものは一切ない。

突如、ズズズと部屋が振動する。

「うわっ!?」

「なんだ!?」

「え……壁が迫ってきてない!?」

「冗談だろ クソッ」

焦る一行。皆一様に部屋の壁や床を探る。

「出口! 出口を探せ!!」

壁が迫り、徐々に狭くなっていく部屋。

閉所恐怖症だからこの描写には背筋が凍る。

トラップ部屋だったか。

「魔法でなんとかできないのか!?」チルチャックがマルシルに問う。

「それは例えばどの魔法で!?」

身体全体で壁を押し返そうとするセンシ。

壁を探り続けるチルチャック。

背中と足でつっかい棒をするように壁を押し返そうとするマルシル。

杖もつっかい棒に使っていたが、壁がどんどん迫り、真ん中から折れる。

迫りくる壁

この圧迫感。ヤバイ!!





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(死ぬ……)

悪寒に襲われるマルシル。

(死ぬのははじめてじゃないけど)
(石の中じゃ誰にも発見されない)

(ようやくファリンと会えたのに)
(迷宮の謎に近づけたのに)

(全部意味がなくなっちゃう)

(こんな終わり方……)涙を浮かべるマルシル。

マルシルの手に壁から出てきたヒヤッとしたゴーストの手が触れる。

「えっ……?」壁からたくさん出てくる手に気づいたマルシル。
マルシル
「もが!!」ゴーストの手がマルシルの口を塞ぐ。
「もが――――――っ!!?」

穴が開き、引きずり込まれていくマルシル。

穴

!!?

ゴーストってまさかの味方?

マルシルを助けたように見える。

「く 空洞だ!!」チルチャックが叫び、壁を指さす。
「あそこから出れる!」

「どこへつながるかわからんぞ」とセンシ。

「ぺちゃんこに比べりゃなんでもいい!!」叫ぶチルチャック。
「いいから急げ―――っ」

先行するセンシのお尻を足で押すチルチャック。

部屋の空間がいよいよ完全に無くなろうというその直前にチルチャックも穴への避難に成功する。

出た先は生活感のある部屋。

センシ

瓶や布、椅子が散乱している。
ドアもある。

何とか脱出成功。

今度はきちんとドアもあるし、閉塞感が無くなった。

といっても、ダンジョン内だから閉塞感が無いというのもおかしいが。

「うう……?」チルチャックが起きる。

「どこだここ…」
「……寒っ」

「と……とりあえずここから離れないと」焦り気味のチルチャック。

「……むり……」寝たまま答えるマルシル。
「もお指一本動かせらい……」

「いいや頑張るんだ」ライオスの足を持つチルチャック。
「またアイツに見つかったら」

今回、マルシルが一番頑張ったからなぁ。

かわいい。

「……うっ」

無数のゴーストに囲まれていることに気づくチルチャックとセンシ。
センシとチルチャック
(お……)

(終わった……)

今度はチルチャックとセンシが頑張る番だな。

でも意外に戦闘にはならないんじゃないか。

次に期待。

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