ダンジョン飯第24話 炎竜2のネタバレ感想と考察。事前の作戦通りにいかないライオスたち。

センシの包丁

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第24話 炎竜2

いよいよ炎竜との対決。想定外の事態の連続。ライオス一行危うし。
城下町。

高所をつなぐ廊下に魔法で壊れるように仕掛けをしているマルシル。

作業を終えても魔力が余っている。
マルシル
魔力を使い切って、みんなの命を危険に晒してまで、当たるも外れるも運次第の高威力な爆発魔法をぶつけるより建物の下敷きにした方が確実と自らに言い聞かせるマルシル。

(魔法に余裕があるからもしライオス達に何かあってもカバーできるし!)

この作戦はマルシルの廊下崩落タイミングが最重要ポイント。

果たしてうまくいくのか。

炎竜が城下町をズンズン足音をさせて歩く。

スンスンと臭いを嗅いでいるとカーンという音がする方を見る。

音の先を炎竜が見ると、少し先の建物の廊下でライオスがセンシの背負った鍋をおたまとしゃもじで叩いていた。

「気づいたっ」

「走れっ!」

鍋を叩きながら廊下を走るライオスたち。

それと並走するように城下町の通路を駆ける炎竜。

「速い速い!」

「ちなみに炎竜は最速で時速60キロ」とライオス。

「先に言え!」つっこむチルチャック。

「地形で制御できてる! 大丈夫!」
「次の角を右へ!」

時速という単位が使用されることに若干がっかりな感じもする。

わかりやすいが、世界観を大切にするなら単位を変えて欲しかったなぁ。

長い直線の通路に入る。

「この直線で火の息を誘う!」

竜は舌打ちで体の中に貯めた燃料に着火することで息を吐くので、建物を崩落させて拘束したあとに火の息を吐かれないように、道中を利用してあらかじめ体内燃料を枯渇させようという作戦。

カンッ、カンッ!

炎竜が舌打ちを繰り返す。

「”舌打ち音(タンギング)”だ!」
炎竜から逃げながら叫ぶライオス。
「くるぞ!」

停まって、鍋を構えるライオスとセンシ。「鍋の後ろに隠れろ!」

炎竜がライオスたちをめがけて火の息を吐く。

「ぐうっ」
(なんて熱量だ)
(だが……)
火の息
火の息が途切れるのを確認して鍋から身を出すライオス。

(よしっこれならいけ……)

表情がかすかに歪んでいく。

(これは……)

(鍋の熱が……)

(均一に広がって……)

鍋に触れているライオスの手がじわじわと熱されていく。

「あっつ!!」

鍋を放り出すライオス。

ガラーンガラーン…

放り出したポーズのまま固まる。
ライオス
カラカランカラン…

転がっていただんだん鍋が静かになっていく。

シン…

炎竜と対峙するライオス、センシ、チルチャック。

再び逃走を開始する3人。

「そりゃそうだ」ライオスに向けて言うチルチャック。
「あれで毎日センシが料理してるんだから!」

「てっきり竜の炎は特別に弾くのかと……」
「ナマリいわくアダマントは竜の攻撃を全て防ぐという話だったが」

「あいつ適当なこと言ったな」

それはいくらなんでもナマリがかわいそうだ(笑)。

いくら特殊な金属で、あらゆる攻撃は防ぐといっても、そりゃあ熱は伝わるだろうに。

さすが優れた鍋だけあって均一に熱が通っているようだ。





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カッ

カン

カン

「げえっ! また来る!」

「仕方ない ルート変更だ!」

ドアの無い建物の中に入る3人。

間一髪、炎の息をかわす。

まさに危機一髪。

ギリギリの逃走が続く。

一方、マルシルは炎竜が来る予定のポイントを観察できる位置にある屋根の上でぼーっとしていた。

「ん?」

何かに気づくマルシル。

予測ポイントに衝撃が起こり、家が倒壊していく。

「えっ嘘! もう来た!?」

立ち上がるマルシル。

「早くない?」左手で人差し指と親指の指先をあわせた円から左目で覗き込む。
「火の息は全部出し切らせたのかな」

炎竜に追いつかれそうな3人の姿をマルシルが正面からとらえる。

「えっえっ」
「二手に分かれるって作戦は……!?」
「私 予定通りやっていいの?」

炎竜から逃げながら必死のジェスチャーでマルシルに何かを伝えようとしている3人。

ライオス、センシ、チルチャック

3人とも見事にバラバラ。

でも必死な様子は伝わる。

「ええーいわからん!」

「もうやっちゃうよ!?」

マルシルが杖を振りかぶって勢いよく自らの描いた魔方陣の先に打ち下ろす。

瞬間、廊下に亀裂が走り、3人が通過した直後、すぐあとを追う炎竜に向けて崩落した瓦礫が降り注ぐ。
瓦礫が炎竜を潰す
間一髪瓦礫からの被害を免れた3人。

ナイスタイミング。

マルシルきっちり仕事をした!

炎竜は思惑通り拘束できたのか?

「…………」

瓦礫の山を心配そうに見つめる3人。

瓦礫をふっ飛ばして炎竜が勢いよく起き上がる。

「わあああ―――っ」

降り注ぐ瓦礫。チルチャックの頭頂部に瓦礫が直撃する。

「うそうそうそ…!!」慌てるマルシル。
「まったく効いてないし!!」

全く効いてないのは想定外。

せっかくタイミングよく直撃させられたのに。

「……う…」瓦礫を受けて倒れたチルチャック。

「しっ…動くな」仰向けに倒れたライオスがチルチャックに向けて言う。

炎竜の顔が直ぐ近くにくる。

(逆鱗がすぐそこだ)
(あと少し……)

(踏み込めば届く……!)

ライオスが愛剣であるケン助を構えようとするとカタカタとケン助が震えだす。

ぱんッと弾かれるようにライオスの手から飛び上がり、ヒュンヒュン回転しながらライオスと離れた位置に落ちるケン助。
ケン助
(に 逃げやがった)

(くそっケン助……)
(やはり所詮は魔物……!)

ここにきて予想外の失態。

これはライオス痛恨のミスといえるだろう。

ライオスの様子を見て驚いているチルチャック。
「…………おま」ライオスに一言言おうとする

「ライオス!! チルチャック!!」食い気味にセンシがライオスとチルチャックに強い口調で呼びかける。
「立て!! 上だっ」

炎竜が3人を凝視している。

再びカンカンッと舌打ち音。

「腹部に潜り込め!」

「ライオスてめえーーーっ」走りながらライオスを詰るチルチャック。

「悪かった! 悪かったから!」

「くそっ共通語は罵倒の語彙が少なすぎる!」とライオスが理解できない言語で罵倒するチルチャック。

「あっなんだかよくわからない言語で罵られている」
「しかもすごく下品」

ライオスを罵るチルチャック

そりゃあチルチャックも怒るわ。

誰にも相談せず勝手に理解不能なものをメインウェポンとして使用しているんだから。

ブオオオオオオオ

腹部の下にいるライオスたちを覗き込みながら威嚇する炎竜。
足をドスンドスン踏み鳴らし、ライオス達を潰そうとする。

逃げ惑う3人。
「怒ってる すごく怒ってる」
「どうすんだここから」

「しっぽのがわから逃げ出そう」しっぽを指すライオス。

しっぽが通路の壁を打ち付け、壁に穴があく。

「だめだ危険だ」とライオス。

「俺たち一生股ぐらから出られないんじゃ」とチルチャック。

「待ってて 今なんとかするっ」杖を振りかぶるマルシル。

パン

マルシルの放った魔法が炎竜にヒットする。

ジロリ

大して効いた様子もなく、マルシルの方を睨む炎竜。

仲間思いのマルシル、必死の攻撃も効果なし。

ピンチは続く。





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「こんな簡単な詠唱じゃ効果がない」

「集中……」

カン

屋根の上のマルシルを見ながら舌打ちする炎竜。

「ふん!」

センシが斧を振りかぶって炎竜の足に勢いよく振り下ろす。

元々刃こぼれしていた斧は刀身も持ち手も壊れる。

「ぬう!」

センシに向けて横薙ぎに足が襲ってくる。

「ひいっ」

炎竜の足が暴れる。

「何やってんだよ」

「我々の唯一の武器が粉々に……」

「どうすんだここから」

ケン助がライオスの手元から離れた今、唯一の頼れる武器が再攻撃不可能なほど壊れてしまった。

どうやってこの窮地を打開するのか。

「……仕方ない」センシが懐から何かをとり出す。

それは、いつも料理に使用している包丁。

「これを使え!」

「え……」戸惑うライオス。

「やっぱりそれ本当に特別な金属なのか!?」とチルチャック。

「あらゆる魔物の骨や皮を断ちわしが1日も欠かさず手入れをしてきた……」
「この世にふたつとないかもしれないミスリル製の包丁じゃ」

センシの包丁

ふたつとないかもしれないってなんだ(笑)。

しかしもはや攻撃手段はこれしかない。

「ミスリル……!?」ライオスが驚く。

「まじかよ……」チルチャックも驚愕の表情。

「ナマリに見せてやりたかった」包丁を受け取るライオス。

「場合によっちゃセンシを殺すぞ」とセンシに言うチルチャック。

「なんとなくそういう感じはしたので黙っていた」とセンシ。

会話している3人を炎竜の爪が襲う。

「くっ」なんとかかわすライオス。

「このっ……」包丁を突き立てると見事に刺さる。
「おおっ! 本当に竜鱗を貫通した!!」

刺さったは良いが、大きな足に細かい針がささったような心細さ。
ライオス
致命傷を与えることができないのではと絶望するライオス。

炎竜が大きく足を振り上げてライオス達に向けて振り下ろす。

「うわあああーーーーっ」

「あわわ」

床が破壊されている様子を眺めるだけになってしまったマルシル。

大ピンチ。

もはや炎竜を倒す方法など存在しないのか。

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